「特集!!ハイブリッドアナコンダ」カテゴリーアーカイブ

ハイブリッドアナコンダについて


ども、REPBUDDYのツルカワです。
久しぶりの更新の今回は、今年の爬虫類業界を騒がせてるこの子
「ハイブリッドアナコンダ」について思ったこと書こうかと思います。

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まずそもそもアナコンダって?世界最大級とか映画で人を襲ったりしてるけど・・・ってとこからですよね
アナコンダはボア科アナコンダ属に属しており、オオアナコンダ(グリーンアナコンダ)とキイロアナコンダ(イエロー)の2種が知られる。
オオアナコンダは♀のほうが大きく全長4~9m 体重は200kg以上になることもある、イエローはその半分程度だそうです。
卵胎生で70cmほどの子供を20~80匹産む
沼や川に住んでいて水の中で生活している、ある意味水ヘビに近いような生活である。
エサは水辺の生き物全般を食べる。人を襲うことは稀だという。
気性は荒く、飼育に向かないとされており、小さめのキイロアナコンダはより凶暴だという。
そして、現在、オオアナコンダは特定動物(危険動物)に指定されており、飼育には許可が必要である。
関西では須磨海浜水族公園、愛知県では東山動植物園などで大きな個体を見ることができる。特に須磨は繁殖も行っており、
水槽に大きなアナコンダと小さな(といってもボールパイソンのアダルトを軽く超える大きさ)アナコンダがうじゃうじゃといる光景はヘビ好き必見です。

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須磨海浜水族園のアナコンダ

そんなみんなの憧れであるアナコンダですが、国内では許可が必要ということもあり、あまり飼育している人は多くなかったように思います。
それを揺るがしているのが、今年お騒がせしているハイブリッドアナコンダです。
グリーンとイエローのハイブリッドなんですが、グリーンではないために危険動物ではなくなり許可無く飼育できるというキャッチフレーズとともに
出回っているハイブリッドアナコンダ(学生いわく脱法アナコンダw)
イエローの血が入っているから大きくならない?
イエローも大きいのはいる、5mにはなるだろう
いやいやもっと大きくなるだろう・・・と、様々なハイブリッド説が飛び交っておりますが、こればっかりは様子をみるしかなさそうですね。

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飼育に関して
世界最大級、これだけで惹かれる人も多いかと思いますが、飼育はほんとに一部屋アナコンダ部屋にする覚悟が必要です。
まず他のヘビや大型爬虫類と違う点は、水の管理を前提とした飼育設備とパワー(重さ)です。
まず飼育するにあたって一番大事なのは体がしっかり浸かることのできる環境でなければならないということ、
となると一般的なガラスやアクリルケージではなくアクリルやFRPの水槽が良いでしょう。
底から排水できるような工夫ができればベスト、数日に1度は排水口やポンプで水を抜き交換するのと合わせて、熱帯魚用のポンプで水を
循環させても良いでしょう。
蓋はできればボルトでしっかりと固定し、第三者が勝手に開けることのないように鍵を付けるのがベストでしょう。
温度は30℃前後、空調で管理するのが良いでしょう。水中でバスキングを行うこともあるそうなので大型のUV灯を短めに点けると良いでしょう。
エサは大きくなるまではあまり大きすぎない大きさのエサを1週間に1度、大きく育てば10~30日に1度、大きなエサを与えると良い。
大きくなると小さくても3mは超えることを覚悟しておいて欲しい。
100kgの筋肉の塊が飛び掛ってくれば、数cmはあるであろう牙で噛まれ、そのまま巻かれる
利き腕がそうなった場合、ヘビを殺しでもしない限り、まず1人でははずせない。
5m越え200kg近くになったら、最悪こっちが殺されてしまう可能性がある生き物であるということを十分に理解して欲しい。
場所があり、ヘビに関する知識もあり、覚悟がある人だけが飼える生き物であると、私はそう思います。

p.s.
ただいまハイブリッドアナコンダ購入のため貯金中です←

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撮影場所:大阪市大正区 爬虫類喫茶アゲイン