挑戦!!エボシカメレオンの飼育!!【生後半年過ぎました!】


ども、REPBUDDYのツルカワです。

少し間が空いたので、我が家のエボシ達の近況でもご報告
最初の様子はこちらからどうぞ
挑戦!!エボシカメレオンの飼育!!


前回、目を閉じてしまって痩せてしまった♂は見事に復活し、いまでは全長40cmほどに
現在は毎日か2日に一回、フタホシコオロギLサイズを10匹ほど食べています。
野菜は口に入れたら食べるといった程度で積極的は与えていません。
飼育環境は60×30×30hほどの金網自作ケージ、100wのバスキングと26wの紫外線灯
床材には以前は赤玉土を使っていましたが汚れたのでヤシガラチップに変更
温度はバスキング下で30℃前後、湿度は霧吹き前で50%前後、朝晩と2回しっかりと霧吹きします。
水は霧吹きの他にドリップやスポイドで与えます。


♀は残念ながら1匹は調子を崩したまま立ち直らずでした。。。残念です。
もう1匹は餌食いも良く順調です。
現在、全長30cm弱、餌は毎日フタホシコオロギのMLサイズを5~6匹食べています。
こちらは野菜は与えずコオロギメインです。
飼育環境は60×30×45hの小動物飼育ケージ、50wのバスキングと13wの紫外線灯
温度湿度は日によって変動しますが、だいたい♂と同じように管理しています。
床材、霧吹き、水も♂と同じくです。

部屋はエアコン管理、夏場は冷房25℃、いまは暖房22℃で、空気加湿清浄機で60%加湿です。

これくらいの大きさになると、人に動じなくなってくるのでお世話がぐんと楽になります。
もし初めてカメレオンを飼育されるならオススメのサイズでもあります。
動じないと何が良いか?
・彼ら本来のリラックスした色彩を楽しめます、もし温度が低かったり何か異常があって色が変化した際にもすぐに気がつくことができます。これが警戒色で黒ずんだ子だと色彩でのサインに気がつくことが難しくなります。
・ピンセットやスポイドに慣れれば、給餌や給水がぐんとしやすくなります。特に水はこれからの季節、加温で乾燥しがちになるので重要です。
・何より可愛い!←

人に動じなくなれた♂


まだ少し威嚇の構えを見せる♀

いつまでも威嚇されてしまう、なれてくれないとお困りの方も多いかと思います。
私が思う秘訣は、いかに彼らのご機嫌を取るかということです。
彼らが怯える、威嚇するならそっと触らず、お世話の時もなるだけ刺激を与えず、快適な温度湿度を保ち、
好物をたくさん与えてください。そうすればそのうち、あなたを無害で餌をくれる人間だと認識してくれるでしょう。
※ただし♂は興奮するとなれていても噛みついたりすることもあるので注意!

今度は♀の婚姻色のことなんかを書けたらいいんですが、いつになるやら。。。
またご報告します♪

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野生個体(WC)と繁殖個体(CB)について


REPBUDDYのつるかわです!!

今回は野生個体(WC、WILD)と繁殖個体(CB)の違いについてつるかわなりの解釈でも書こうかと
※あくまで個人の解釈ということでご了承ください。


まず野生個体のメリット
・色彩が綺麗
・体格が立派
・野生個体しか流通しない(新種、繁殖が困難)
ぱっと浮かぶのはこの3つでしょうか、まず色彩は特にカメレオンやトカゲ類など、飼育下ではなかなか出せないような発色をしている個体も多く、マニア心をくすぐる要因の1つでしょう。体格も同じくでウォータードラゴンやバシリスクなどクレストが伸びるタイプのトカゲは立派な個体が多いです。マニアックなヘビでは繁殖が困難なために野生個体の流通がほとんどといった種類もあります。
デメリットとしては
・傷や爪などの欠損
・病気、寄生虫のリスク
・個体数の減少、規制、現地の状況などにより流通しなくなる
・飼育、繁殖が困難
もちろん野生個体なので襲われたりした際の傷や輸送中に仲間ともみくちゃになった際に爪が欠けたりすることがあります(カメの仲間ではワニの歯形がついていたりなんてことも・・・)。傷や爪くらいなら治ることもありますが、指ごと欠損していたり尻尾が切れていると、見た目にも大きく影響するので購入を避ける人も多いでしょう。目に見えるものばかりではありません、輸送中のダメージで病気を発症したり、寄生虫にやられてしまう個体も少なくありません。本来野生個体は多かれ少なかれ寄生虫と共存しており、普段はそのバランスを保っていますが、そのバランスが崩れると寄生虫が大量に繁殖し宿主の負担となってしまいます。そして、毎年騒がれています流通個体の規制や絶滅危惧種への指定など、いままで流通していたのが出来なくなるパターンです。繁殖が難しい種類だと手に入れることが突然難しくなってしまうことも・・・さらに野生個体はなかなか餌付かなかったり現地の環境を再現しないと繁殖しないなど飼育のハードルがやや高めの種類も多いです。


次に繁殖個体のメリット
・飼育しやすい
・病気、寄生虫のリスクが低い
・安定した流通
・品種など血筋がはっきりしている場合が多い
何より繁殖の個体の魅力の1つはその飼育のしやすさでしょう。例えばカメレオンでも繁殖個体であれば家に持ち帰ったその日から、普通に水を飲んだり餌を食べたり(本当は餌は数日後が良い)します。それくらい繁殖個体は飼育されている状態に慣れています。またブリーダー様の多くは病気や寄生虫の発生がないように普段からきちんと管理されているので、病気や寄生虫をもっている子も少ないでしょう。ただし飼育しているうちになにかしらのルートで寄生虫が入り込んでしまうことも多いので油断は禁物です。レオパやコーンスネーク、ボールパイソンなど繁殖個体は様々な店やイベントで購入できます。安定した流通も魅力の1つでしょう。そしてブリーダー様が手塩にかけた個体は親やそのまた親の情報まで残っている個体も多く、ベビーでも将来の色彩がある程度わかる、繁殖する際の確かな情報を得られるなどのメリットがあります。
繁殖個体のデメリット
・病気、寄生虫に弱い個体もいる
・高額な場合も多い
・色彩、体格が野生個体にやや劣る場合がある
繁殖個体の中には生まれながら弱い個体や、病気や寄生虫に弱い個体もいます。野生個体との接触は出来るだけ避けたほうが良いでしょう。少し前に話題になったレオパのレモンフロストやもっと前であればボールパイソンのブルーアイリューシのように、繁殖個体ならではの色を持つ品種もありますが高額な場合も多く憧れの生体になることも・・・逆にまだ品種改良が進んでいない種類のトカゲ類では、野生個体のほうが色も形も立派だというものが多く、多くのブリーダー様の課題の1つと言えるでしょう。

さて多くの皆様が思うところは
「結局どっちがいいの?」というところでしょうか
初めて飼うなら繁殖個体を、爬虫類沼に落ちたら野生個体を、が結論になりそうです。
初めて飼育する個体で人慣れしなくて餌も食べないだと心配で不安で飼い主が病気になりそうですし、なにより野生個体は最低限のお世話だけであとは放置が良いのですが、初めてのうちはなにかと構いがちで・・・良くない結果になることが多いように思います。
もちろん野生個体でもショップの方が丹精込めてお世話して人に慣らし環境に慣らし寄生虫も除去し完璧な状態にしてくれているような場合もあります。そんな素晴らしい個体に出会えたなら初めてでも飼育できると思います。上級者の中には、ぼろぼろの野生個体を自分の手で完璧に仕上げていくというマニアック(褒め言葉)な楽しみをされる方も多いとか??

皆様の個体選びの参考になれば幸いです、あなたの相棒REPBUDDYでした。