【REPBUDDYの独り言】ジュラシックワールドに学ぶ動物との絆


ども、REPBUDDYのツルカワです。
皆様はジュラシックパークやワールドをもうご覧になられたでしょうか?
私は炎の王国を字幕と吹き替えと両方観てきました←
もはや説明も不要な全世界的名作映画、ジュラシックシリーズ。。。
あの映画を見て、我が家にも恐竜がいると楽しまれてる爬虫類飼育者(特にモニターやイグアナ)も多いでしょう、私もその中の一人です。
その中でも、ここ最近人気なのが、オーウェンとラプトルのブルー
ジュラシックワールドに登場したブルーは生まれた時からオーウェンが育てることで、見事、人間との絆を持つラプトルとなったわけです。
動物の調教には私はあまり詳しくありませんが、わかる範囲でどのようにしてラプトルとの絆を作ったのか、そして、それを爬虫類にも生かせるのか?
爬虫類好きなら誰もが気になるところを、今日は独り言です。。。
※画像はGoogle検索より引用


【クリッカー】
ブルーやエコー、チャーリー、デルタに教えていたであろう訓練の一つにクリッカーがあります。
ジュラシックワールドのオーウェンがブルー達にご飯を与えるシーンで左手でカチカチしているあれです。あのカチカチは犬やイルカなどのトレーニングにも使われるもので、動物にこちらが良しとする行動を覚えさせる効果があります。例えば、ラプトルが止まった時にクリッカーを鳴らしおやつを与える、もしくはクリッカーを鳴らし止まったらおやつを与える、これを繰り返すと、止まったら何か音がしておやつがもらえると学習します。今度はそれに「待て!!」を加えます。待つことができたらクリッカーとおやつ、できたらクリッカーとおやつと条件付けしていきます。そうすることで、待てと声がしたら止まる、そしたらおやつがもらえると覚えてくれます。
さて気になるこれを爬虫類に応用できるかですが、種類によっては可能かもしれません。耳が無いカメレオンやヘビは不可能かもしれませんが、モニターやイグアナなどの大型で耳があるタイプの爬虫類であればひょっとすれば。。。例えば、トイレをこちらがしてほしい場所で行った時だけクリッカーを鳴らし餌を与える、それを繰り返すと、ここでトイレをすれば餌がもらえると覚えます。こちらを確認して見せるようにトイレをしだしたら成功です。他にもこちらに向かってくるときに慣らしておやつを与えるなど、応用はできるでしょう。実際にイグアナはトイレを覚えることで有名ですし、もしかすると。。。もしかして。。。コツはこちらが良しとする行動した瞬間にカチカチすること、餌はその行動をしてまでも欲しくなるものにすること、クリッカーを鳴らす、もしくは声をかけるとその行動をするようになるのがベストです。


【社会性、刷り込み】
インドミナスレックスについてオーウェンが指摘した際に、あなたのラプトルは?とクレアに聞かれて答えたシーン
「兄弟で社会性を学び、生まれたときには刷り込みもした」的なあのセリフ、これは犬猫が育つときの社会性の学びと、鳥類が親を認識する刷り込みのことだと思います。犬猫は親や兄弟との遊びの中で噛みすぎると怒られ、これ以上噛むと遊びではないと学習(社会性を学ぶ)するのですが、その前に分けてしまうと、そういった経験がないために噛む子に育ちやすいそうです。また鳥類は卵から生まれて最初に見たものを親だと認識してしまいます、これが刷り込みです。手乗りのインコや文鳥が人を恐れないのは刷り込みや給餌によって人間を親だと思わせているからです。
爬虫類に関してですが、残念ながら社会性は無いように思います。。。生まれた時から単独で生活し、親兄弟とも食うか食われるかの関係であるために、社会性を築けなかったのかもしれません。刷り込みに関しても同様で、ワニ以外の爬虫類では親という概念がないために、人間を親と認識することもないでしょう。しかしながら生まれた時から人間に接していると、人間は無害(安心)だと覚えるので、CB個体は人慣れしやすいと言えるでしょう。そう思うと恐竜の子孫は鳥類なので刷り込みは効果的なのかもしれませんね。


【係留】
ラプトル達にカメラなどの装備を付ける際、壁に顔だけ出して固定されているシーンがあります。あれも恐らく訓練であのように顔を突っ込むように覚えさせたのだろうと勝手に妄想していますw
タッチマーカーを使った訓練があります。イルカで行う訓練の一つですが、棒などの先についたマーカー(板やボールなど)に鼻先を当てる行動をしたらクリッカーを鳴らしおやつ、鼻先を当てたらクリッカーを鳴らしおやつと覚えさせ、マーカーを覚えさせます、そうしてあの壁の穴に誘導し、鼻先を入れたらおやつ、待つことができたらおやつ、装備付けることができたらおやつ、として欲しいことをしてくれたらおやつと覚えさせます。そうすることで自ら穴に入るようになったのかもしれません。
これは実はニューヨークの動物園でコモドオオトカゲの餌付けで行われているのを見たことがあります(アニマルプラネットでやってました)
棒の先のフリスビーをタッチするように訓練していました。他のモニターやイグアナにも応用できるかもしれませんね。

【色】
ラプトルではありませんが、ティラノザウルスのシーンで、発煙灯を使って餌のヤギが来たことを知らせ観客の前で食べさせるシーンがあります、終盤のシーンではそれをうまく使って誘導することに成功します。この時、ティラノサウルスは訓練ではありませんが、発煙灯=餌と認識、覚えていたことになります。
爬虫類でもこの覚えは良く見られます、一番多いのはピンセットではないでしょうか。ピンセットや餌の入れ物を用意するとそわそわしだす個体は割と多いように思います。これはピンセット=餌と覚えているためで、劇中のティラノと同じようなことだと言えます。

さて、妄想をだらだらと垂れ流しましたがいかがでしたでしょうか?
私個人的には爬虫類、特にイグアナやモニターは頭が良いと思っています。先ほどのトイレの話もそうですが、飼い主とそうでない人を認識したり、扉の開け方を覚えたり、部屋の間取りを把握したりと、知能と呼ぶに近しい記憶力を発揮させるように思います。
訓練を施せば、映画のラプトル達のように、爬虫類達ともっと信頼関係を築くことができるのかもしれませんね。
そんなことを思ってみたり。。。オーウェンのようにラプトル、ブルーとバイクで走ってみたいなんて思ってみたり。。。
もしうちの子こんなことできるよ!!という方はぜひ連絡下さい!ブログにて紹介したり、関西であれば取材しに伺います←

ではでは、REPBUDDYでした。

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「【REPBUDDYの独り言】ジュラシックワールドに学ぶ動物との絆」への2件のフィードバック

  1. 手をパーにして生き物に見せる行為は一時的に生物を抑えることは可能なのでしょうか?
    闇市場でのオーウェンの行動などで一時的に動きを止めているように思います。あれが可能なのか気になっています。クリッカーの時の行為など。

    1. 映画でも度々使われるアクションですよね。手を広げたり動かす動作は、視力が良い生き物にはある程度、有効だと思います。
      実際に熊などの猛獣に対しても両手を広げて体を大きく見せるのは有効だと言われてるそうです。

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