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特集!!エボシカメレオンの飼育 初心者向けの飼育のあれこれ


REPBUDDYのつるかわです♪

今回は爬虫類の中でも人気の高いカメレオン、中でも飼育がしやすいエボシカメレオンについて、家での飼育とお店での管理の経験から私なりにまとめようと思います。
ファイル 2015-06-17 20 42 52飼育の様子 使用ケージ グラステラリウム9060

カメレオンは可愛くて男性女性問わず人気がありますが、飼育はとても難しく、長生きさせられる飼育者は多くないと思います。

その理由として3つあるのが

  • エサも水も動くものしか口にしない
  • ずっと多湿でもダメ、ずっと乾燥してもダメ、暑くてもダメ、寒くてもダメ
  • 気が弱く臆病でストレスに弱い

なんですね(汗  どれだけ飼育にコツが必要かなんとなく伝わりましたでしょうか?

数年前までは飼育すらままらなかったカメレオンがブリードできる時代

この記事が皆様のカメレオン飼育入門のきっかけに、飼育の再確認にお役に立てれば光栄です。

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エボシカメレオンとは??

アラビア半島南部に生息するカメレオンで、高温乾燥な過酷な環境に住むことから

比較的、飼育がしやすいカメレオンとして有名です。

カメレオンの中でも例外的なのが植物も食べることであり、飼育下でも観葉植物などが食べられてしまうことも多い。

これは乾燥した地域で生き抜くために身に付けたものだといわれています。

野生、飼育下ともに半年~1年で成熟し産卵するようになるが、若い♀はうまく産卵できずに死んでしまうことが多いので、産卵させるなら♀は1年はしっかりと育ててあげることが大事でしょう。

♂は大きくなると黄色いバンドが目立ち、♀は成熟すると青や黄色のスポットが体に現れます。妊娠すると体が黒くなりさきほどのスポットが見られるようになります。

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・♂の後ろ足にある突起、♀には突起は無く、かなり小さいうちからあるので雌雄判別は容易

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・若い♂

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・大きく成長した♂

・ホワイトフェイスパイド 顔や手足が白くなる品種

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・♀でもカラーの変化や模様のパターンが見られる。♂も♀もおびえたりすると黒い模様が出ることが多い

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・妊娠色の♀

・交尾の様子

♂で全長50cmほど、♀で全長30cmほどになります。

産卵は土を掘ってその中に産みます。

卵は30個以上生むことあり非常に多産です。このことからも♀にかかる負担もわかるものです。

ほとんどの♀は数回の産卵で死んでしまうことが多いそうです。

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・卵を産む♀、産卵に時間はあまり関係ないように思う

・写真のものは中央の一番左が有精卵で2cmほど、右が無精卵で1.5cmほど。有精卵はしっかりとした白で張りがあり、無精卵は色が半透明のようなくすんだような色で柔らかい。28℃前後の管理で6~10ヶ月で孵化する。

・孵化したベビー、次の日から歩き始める。

♂の寿命は5年ほどでしょうか、♀は上記のことからもっと短い気がします。

彼らが住むのは朝晩に霧が立ち込め、木陰は涼しいが日差しがきつい夏場のスキー場みたいな、高原地のような場所をイメージしてもらえるとよいかと良いと思います。

エサはコオロギには簡単に餌付きますが、ピンセットから与えたり、乾燥や冷凍のものを与えようと思うとなかなか難しいです。近頃はすぐになれて食べてくれる子が多いとも聞きますが過信は禁物です。おびえなくなり餌の際によってくるようになれば、ピンセットからも食べるようになります。そうなれば、冷凍や乾燥、今流行の練り餌みたいなものも食べるでしょう。

動画はパンサーカメレオンですが、ワイルドのアダルトでも2ヶ月ほどでピンセットから食べるようになりました。

こちらはエボシカメレオンが冷凍コオロギを食べるシーンです。こちらに慣れてくれればピンセットから生きていない餌でも食べてくれるようになります。

コオロギの他はデュビア、ミルワーム、ジャイアントミルワーム、シルクワーム、ピンクマウスを食べました。野菜や果物だと小松菜やイチゴ、バナナ、オレンジ、スイカ。観葉植物はポトスをよく食べます。

餌は生後1年ごろまでは毎日食べるだけたくさん与え、1年を過ぎたころからは2~3日に1回、与えすぎない程度にします。産卵前の♀にはカルシウムをしっかりと添加した餌をたくさん与えてください。

水はドリップ式で与えるのが一般的ですね。これはケージの上から水滴をぽたぽたと垂らし、その水を飲ませる方法です。私もこのドリップ式を行っていました、プリンカップにごく小さな穴を開けて、1秒1滴ほど垂らし、それを水入れに受けてました。

なれた子だとスポイドからも飲むこともあります。

飼育で一番オススメなのは、部屋をエアコンで空調管理する方法です。

常に25℃くらいを保ち、日中はバスキングでホットスポット(30℃ほど)を作ってやるといいかと思います。湿度は朝夕はしっかり湿らせ昼間は乾燥している状態を好みます。

乾燥すると目がしぼみ開かなくなりダメになり、常に湿っていてもこれまた状態を崩します。乾燥しやすい場合は、日に数回(特に朝はしっかりと)数時間で乾く程度霧吹きしてやると良いでしょう。ケージもガラスではなく鳥かごや専用のメッシュタイプのものがオススメ♪蒸れるとほんとに状態を崩してしまいます。

♂で横90cm奥60cm高60cmほど、♀で横60cm奥30cm高30cmほどの広さがあればよいかと思います。ケージは高めの場所におくとカメレオンが安心するので、置き場所は目線より高い場所に置くのがいいでしょう。

フトアゴやリクガメみたいなパネルヒーターや保温球やバスキングで保温して、みたいな飼育は向いていないように思います。ただエアコンでの空調管理が難しい場合や、冬場なんかはガラスケージで飼育できなくもないです。蒸れないようにするのと温度が上がり過ぎないようにすると良いです。

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・紫外線とバスキング、保温球。保温球はサーモにつないでいるため温度が上がりすぎることを防ぐことができる。

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・タンクからポンプでケージ内にミスティングする装置、手前の白いのがミストのノズル部分。タイマーがセットされており日に数回ミスティングされる。それ以外に、欲しがるようならスポイトで水を与えていた。

なりやすい病気

  • 目がしぼむ:照明が近い、明るすぎる、脱水や乾燥、逆に蒸れても同様にしぼむ場合も。水を飲ませて通気を良くしてやる。
  • 舌が伸びない、くっつかない:脱水症状の初期、舌をぶつけたり怪我をして伸ばさない場合も
  • 皮膚におできのようなものができる:太りすぎ、もしくは皮下寄生虫の可能性

以上の症状が少しでも見られたら、環境を改善し様子を見て病院で診てもらうことをオススメします。カメレオンの場合、症状がわかるころにはもうすでに手遅れの場合も多いので早期発見を心がけてください。

以上、REPBUDDYのつるかわでした♪

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エボシカメレオン他飼育記録

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グリーンバシリスク 飼育のあれこれ


我が家のグリーンバシリスクは、30cmほどのベビーでお迎えしました。

私がまだ17歳のころ、その時の職場の方に小動物、爬虫類の問屋への仕入れに同行させてもらい、そこで選ぶことにしました。グリーンバシリスクのケージを覗くとこの子だけで、この子が最後の1匹だったことをいまでも覚えています。体が緑だったこと、♂でも♀でもいいようにこの子を「パセリ」と名付けました。

飼育には60cm水槽を使い、紫外線ライト、保温球、パネルヒーターを使い、床材には水苔を使っていました。

最初の2ヶ月ほどは、私を見ただけでバタバタと暴れ回ってました。このころ肌荒れになったりして、心配したのを覚えてます。

そのころはコオロギを口に入るサイズのものを毎日、もしくは2日に1回与えていました。

3ヶ月くらいからしだいになれてピンセットから餌を取るようになり、それから次第に人におびえることも少なくなりました。

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半年ほどたって、全長で50cmほどになったころ、かねてより用意していた自作ケージに移しました。ケージは金網を組んだもので、50×50×80cmの縦長のケージを作りました。このケージには紫外線ライト、バスキングライト、保温球、パネルヒーターを使用。水入れにはメダカや鯉などに使うプラ池の小さいものを使いました。プラ池の水が冷えないようにパネルヒーターはプラ池の下にひいていました。床材には園芸用のバークチップの大きめのものを使ってました。

霧吹きは日に1度か2度、全体がしっかり濡れるまで行いました。

それからはぐんぐん大きくなり背びれも大きくなり1年をすぎるころには70cmほどに成長しました。

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このころくらいから餌はフタホシコオロギのLとジャイアントミルワームをメインに週2回ほど与えていました。1回に10~15匹ほど与えてました。

他に喜んで食べたのは、ピンクマウス、シルクワーム、デュピアです。

温度はエアコン管理とバスキングで、基本温度25℃ホットスポットで35℃ほど、冬場はもう少し高めにしてました。

これから飼育される方にオススメなのは、巨大なテラリウムで飼育することです。

本種は暴れたり、餌をねだってガラスや網に突進することがあり、パセリもそうでしたが、他の飼育されているバシリスクも鼻先がつぶれている子が多いです。

下が水ならそんな突進も防ぐことができると思うのでぜひお試しください。

これはホカケトカゲやウォータードラゴンにも使えると思うので参考にしてください。

もし、いまバシリスクや上記の半水生の樹上性トカゲを飼育していて、疑問や不安があればツイッターやコメントからでも受け付けますので、どうぞお気軽にご相談ください。

皆様の爬虫類生活の手助けになれば幸いです♪

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それから5年、私に爬虫類飼育のいろんなことを教えてくれた彼は、2015年の春にこの世を去ってしまいました。

最後は白内障になってしまい、餌もうまく取れなくなり数ヶ月たち

枝に登れなくなって数日、動かなくなっていました。

私にもっと飼育技術があれば、もっと広いケージだったら、と、いまでも後悔する日もあります。

爬虫類に憧れていた青年に爬虫類飼育の楽しさを教えてくれました。

私の周りの人のみならず、いろんな人に「こんな格好いいトカゲがいるんだ!!」と爬虫類の良さを教えてくれました。

これからも、君が育ててくれた私がたくさんの爬虫類、そして爬虫類愛好家を支えていきますので

どうか見守ってください。ありがとう、パセリ。

 

 


グリーンバシリスクの飼育 序章 初心者向けの飼い方まとめ


REPBUDDY特集第2弾は

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「グリーンバシリスク」

私が初めて飼育した爬虫類、それがこのグリーンバシリスク

バシリスクってなんぞ?という方にざっくりご説明

バシリスクはイグアナの仲間で中南米に生息、全長1m未満、昆虫食の中型のトカゲのグループ

その中でもこのグリーンバシリスクはバシリスクの仲間で唯一、鮮やかな緑で人気の高い種類。

特に♂にはクレストと呼ばれるトサカ、背びれ、尾びれがあり、それはそれはとても格好良い。

残念ながら♀にはクレストはなく、それでも鮮やかな緑が綺麗で観賞は十分に楽しめます。

小さいころには雌雄の判別がつきにくい、全長で4~50cmほどになると♂のクレストが目立つようになるので、

絶対に♂が欲しい!!という方は少し大きめから選ぶと良いかも知れません。

飼育に関して基礎情報

飼育スペース:全長60cmくらいまでは60cmや90cmのガラス水槽がオススメ 大きくなったら高さが1mくらいあるケージに移す、

横幅と奥行きは全長の倍ほどあれば問題ないが、暴れて顔をぶつけると鼻先が短くなってしまうので注意

照明:紫外線は必須、強さでいうと真ん中、イメージカラーでいうと緑色のパッケージ、森林とかジャングルの爬虫類用

バスキング:もちろん必要 ホットスポットで40℃くらい できれば耐水性のもがベスト

温度:基本温度25~30℃ 昼間30~35℃ フトアゴより少し低いイメージ

湿度:60%以上 乾いた部分も必要ではあるが高湿度が良い 湿度が低いとクレストが伸びないらしい

日に数回、霧吹きをするのも効果的です

水:水に潜る習性があるので大きめの水入れを用意する 成長した個体には背の低い水槽やトロ舟がオススメ

排泄は主に水中で行うことが多いので小まめに掃除する

床材:ヤシガラがオススメ 小さい時は細かめ、大きくなったら粗めのヤシガラが使いやすい

餌:コオロギをメインにいろんなジャイアントミルワーム、デュビア、ピンクマウスなど

小さいうちは毎日、50cmより大きくなってきたら週2~3回

果実も食べると目にしたことがあり、与えてみたが1口食べてあとは興味を示さなかったことから、1口目はいつもの餌だと間違えたと思う

よって、果実は好まないみたいです

ジャイミルも与えすぎると消化できずに吐いたり、排泄されたりするので注意

ドッグフードを試しに与えてみたことがあったが、食べはしたものの吐き出していました。

飼育方法はざっとそんな感じです。

印象としては人になれることはないにしろ、丈夫で飼いやすいトカゲだと思います。

そんなグリーンバシリスク

次回はこの子の成長の追いながら日々の様子を詳しくお伝えします♪

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To the next♪


激レアスクープ!!あのミミナシオオトカゲが大阪襲来!?


5月30日、その日はまだ引越しの片付けが済んでいなかったんですが、

だらだらとTwitterを見ていたら兵庫県のカメレオン専門店「candle」のハタノさんのツイート

https://twitter.com/2994CANDLE/status/604467676971302912
「まさかこいつが店頭で・・・」


そこに写っていたのは紛れも無く数年前まで発見すらなかった幻のトカゲ

「ミミナシオオトカゲ」

そもそもミミナシオオトカゲって?という方もいるでしょうか?

ミミナシオオトカゲは1科1属1種、オオトカゲ科、ドクトカゲ科とともにオオトカゲ上科に分類されています。

ざっくりいうとオオトカゲの親戚ではあるんだけど、いまのところ1種しか見つかっていない貴重な種類なんですよね。

このオオトカゲグループはヘビの祖先だともいわれており

ヘビとトカゲの進化の過程として、研究の対象でもあったそうです。

国内では2013年から静岡のIZOOで展示が開始、翌年には繁殖も報じられ話題になりました。

(あと詳しくは省略)

そんなすごいやつが車で1時間少しばかりの場所にいるの!?

もしかしたら冗談だったり?なんて思いながら

「本当ですか!?いますぐ行きます!!」とツイート

「はい、本当です。お待ちしております。」と返事があったのでした。

車をぶっとばし1時間少し

興味があるという学生を1人連れて、キャンドルへ到着

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店内のレジのすぐそばのグラステラリウム90に彼らはいました!!

これまで渓流で多く見つかっていることからレイアウトもそれらしい雰囲気

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右奥の石の隙間に顔をつっこむような姿勢で彼らはいました

そうなんとペアだそうです!!

「す、すごい!!」と1人テンションのあがる私に学生はぽかーんとしておりました

ケージ内は水中ポンプを利用し、水流や流木に水を送っていました。

温度は28℃、これはカミハタの探検隊が発見したときと同じ

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観察していると1匹が泳ぎだしました。

泳ぎは上手く活発さを感じるほど

イモリやサンショウウオに近い動きです

体色もオオサンショウウオに似ており、住む環境が類似することがわかる

餌はミミズなどを好むらしいですが、後日のツイートからコオロギを食べているとのこと

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岸にぶちあたり上陸

四肢はけっこう力強そうな印象でした、穴を掘ったりくらいは容易にしそうな感じ

陸地でも弱そうな感じは思ったよりありませんでした

ただやはり明るさは苦手のようで、暗がりを探していろんなところに顔をつっこんでいました(汗

写真もそんなシーンを写したものです

動画も用意しました!!(ネットでのミミナシオオトカゲの初動画かも??

見させていただいた印象から察するに

光から逃げる、暗がりを好む、目が小さいことから日が差さない場所に住む、もしくは夜行性だと思われる

水中にもしくは水辺を住処にしていて昆虫類をメインに食べる

発見のレポートなどから察するに、30℃を超えない少し涼しいくらいの環境に住んでいる

飼育するとしたらサンショウウオやイモリのような感じですかね

ちなみにお値段は車が買える金額だそうで・・・(後の話で東レプで30万円で販売されていたとも

国内繁殖個体が販売される日も遠くはないかもしれませんね。

以上、REPBUDDY ツルカワのミミナシオオトカゲのレポートでした。