挑戦!!カメレオン飼育!!【餌について】


ども、最近はクワガタの材割り採集にいそしんでおりますREPBUDDY ツルカワです。
たくさん採れた時は嬉しいです♪

さて、今日はカメレオンの餌について。。。
彼らは基本的に生きている昆虫や動いているものにしか興味を示しません。
慣れた個体であればピンセットや餌皿から乾燥コオロギや人工飼料なども食べますが、
食べる量や食いつきが違うそうです(絶食させてやっと食べるだとか。。。
そしてよくカメレオンの餌で言われるのが
「いろんな餌を与えないと餌に飽きて食べなくなる」「いろんな餌を与えると偏食してしまう」などなど・・・
そんな風に言われると余計にわからなくなりますよね?なので、今日は餌について書こうかと思います
※いまからお伝えするのはあくまで自論なので参考までに
餌に飽きるか飽きないかですが、人に慣れてピンセットから食べる個体であれば、たまに拒食することはあれど、
死ぬまでまったく食べないのはそうそういないかと思います。
偏食にしても一時的なもので、基本的には生きていて動いているもの、もしくはピンセットから食べる個体なら、
しばらく餌を抜けば、また食べるでしょう。
問題は、人に慣れていない個体やワイルド種などです。こういった個体が餌を食べない場合には、
様々な昆虫を見せて興味をそそるほかありません。

まず、基本的には主食はコオロギでかまわないと思います。
いま日本で一番入手しやすく、手軽でお手ごろ価格です。
与え方としては、栄養サプリをまぶしてから与えたり、野菜などをたっぷり与えてから餌にすると良いでしょう。
フタホシ派とイエコ派と分かれますが、私は管理の面からいうとイエコ派です。ただイエコだとボリュームに欠けるので大きく育った個体には
フタホシを与えていました。使っていた印象としては、フタホシは匂いが少しきついです。。。イエコはかなり素早いのでちょっとイラっとします←

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こちらがヨーロッパイエコオロギ、黄土色でやわらかく動きが素早いです。

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こちらがフタホシコオロギ、こげ茶色で硬く動きはやや鈍足

次に使いやすいのはミルワームやジャイアントミルワームですが、栄養はやや偏りがちで消化も良くないみたいです。私がエボシに与えた時も、
消化しきれずに形を残したまま排泄された時が何度かありました。しかしながら、食いつきはすごく良く動きも遅いので食べやすそうでした。
またジャイアントミルワームだとかなりの大きさになるので大きい個体にはオススメできるかもしれません。もちろんサプリメントを忘れずに。

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こちらがジャイアントミルワーム、数が多いと鳥肌ものです・・・

同じワーム系だとシルクワームが有名ですね、栄養価が高く嗜好性もかなり高いのでカメレオンは喜んで食べるんですが、管理が難しいばかりか、
販売店も限られている、お財布には嬉しくないといった具合で、産卵前後や成長期にだけ与えるといった方も多いのでは?
近頃、我々の食用?でも有名な、デュビアも餌用生体としては人気ですね。コオロギより管理、繁殖が楽で栄養価も高く動きも遅めなので愛用者も多くなって
きました。それでも販売店が少なかったりするので、まだ普及しきれていないように思います。

採集してきた虫を与える方も多いですが、私はあまりオススメしていません。
カマキリやコオロギなど肉食や雑食の昆虫は寄生虫を持っていることが多いのです。
バッタにしても寄生虫の可能性が多少なりとあります。それに同じ大きさの昆虫を採集で常に用意できる人も少ないのではないでしょうか?
まだ比較的、採集して与えても良いといわれているのがセミです。
寄生虫の心配も少なく大きくばたつくので嗜好性が抜群です。特にカメレオンのワイルド個体や大型個体は喜んで食べるそうです。
私はそれでも寄生虫などが怖いので1度冷凍してから与えることをオススメしてます。。。

パンサーカメレオン食事シーン 与えているのはフタホシコオロギ

じゃあ、私は何を与えるかと言うと
メインはイエコを与えつつ、ジャイアントミルワームでボリューム、シルクワームで栄養を補おうと思います。
飼育希望種はジャクソンとパンサーなので、ジャクソンはイエコ、パンサーはフタホシになるかもしれませんが

次は具体的な飼育器具についてでも書こうかしら

See you again♪

みんなの相棒、REPBUDDYでした。

P.S.

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挑戦!!カメレオン飼育!!【紫外線とバスキング】


ども、REPBUDDYのツルカワです。
ショップにパンサーやジャクソンが入荷していますが、機材的にも予算的にも足りないので、羨むことしかできずにいます(泣
さてさて、今回こそは紫外線とバスキングの話。カメレオンの飼育でたまに聞くのが「強い紫外線は目に悪い」「強いバスキングは乾燥するのでよくない」など。
じゃあ、弱めでいいの??と思えばそういうわけではなく。紫外線が弱いと発色が悪くなったり、成長不良やくる病になりますし、バスキングが弱いと消化不良や適度に乾燥しないと調子を崩してしまうことも。

じゃあどうすれば??
まずはパンサーカメレオン愛好家の飼育スタイルを拝見しましょう♪
写真 2016-01-23 16 15 49
KA-ZOO様の飼育スタイル
ケージ内にバスキングを設置、火傷防止カバーを使っています。紫外線灯は蛍光管タイプ

写真 2015-06-25 21 50 22
こちらはS様の飼育スタイル
紫外線灯はスパイラルタイプ、バスキングの替わりに保温球を使用しています。

次にエボシカメレオンの飼育スタイル

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I様の飼育スタイル
紫外線灯はスパイラル、冬はバスキングと保温球を併用し温度管理されています。

この3つのスタイルの共通点
それは・・・

・観葉植物(逃げ場)がある。
・日に数回、ミストを充分に行っている。

この2つだと思います。

まず、観葉植物ですが植物はドリップやミストの水滴を受け止めカメレオンの水飲み場として使えるほかに、シェルターとしても大きな意味を果たしているといえます。生きている観葉植物でなくてもかまいせん、造花でも問題ないでしょう。自然界でも体を暖めたら木漏れ日が差し込むような環境で暮らす彼らにとって、常にバスキングや紫外線が直射される状態は良くないといえます。光から逃げるためのシェルター、それが植物を入れる大きな理由のひとつです。

DSC_0010
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そしてミスト、紫外線やバスキングを使用すると、とても乾燥します。理想は日に数回、タイマーなどで管理してミストを噴射するのがいいんですが、ミスト装置がなければ日に数回、しっかりと霧吹きをしてやると良いでしょう。1~2時間でケージ内が乾く程度が良い(湿度60%以上)

一番理想の光はやはり太陽光、たまに当ててやるとすごく綺麗に発色することから、太陽の持つ波長がいかに良いのか教えられます。
もちろん温度が30℃(ホットスポット以外)を超えるようならバスキングは切ってしまってかまいません。
今回の飼育では、紫外線とバスキングを兼用できるタイプの照明器具があるのでそれを使ってみようと思います。
次は餌の話でも。。。

See you again♪

みんなの相棒、REPBUDDYでした。

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特集!!ヤシガニの飼育


REPBUDDYのつるかわです。
先日、ツイッターでヤシガニのことで盛り上がったので私の飼育経験を自分自身復習の意味も込めてまとめてみようかと思います。
私がヤシガニに出会ったのは高校3年生のころ、沖縄に行った先輩からお土産でいただいた
(正確にいうと買って帰ったものの困っていたものを押し付けられた)のが始まりでした。

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もらったヤシガニ

当時、昆虫や甲殻類がとても好きだった私にとってヤシガニは憧れの対象でした。
そんなヤシガニを飼育する機会に恵まれたわけですが、当時は飼育に関する情報がまったくなく、
脱皮せずに死んでしまう、餌はなんでも食べる、脱走の名人など大した情報は手に入れられませんでした。

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♀の腹脚、これも図鑑やネットではなかなか知ることのできない情報のひとつ。

さて、そんなヤシガニを飼育するにあたって、高校生だった私が参考にしたのは、飼育していたオカヤドカリとカブトムシでした。
オカヤドカリは脱皮の際、細かい砂を掘り、空間を作って脱皮をします。またカブトムシも細かい土を固めて空間を作って蛹、成虫になります。
私はカブトムシを飼育するときのように、湿らせたピートをしっかりとつめていき空間を作らせることができればいいのではないかと推測しました。
なぜ土かというと、生息環境を調べ、どうも海岸の洞窟や海岸林で生活してることがわかりました。
脱皮の時期になると、洞窟や土に潜って脱皮をするらしい、とわかったので土に潜って脱皮させようと挑戦することにしました。
問題は深さでした。ヤドカリであれば数センチで足りますが、ヤシガニの巨大な体を隠すことができる深さにするには、工夫が必要でした。

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行き着いた形は衣装ケースを二つ使って加工した入れ物でした。これであれば深さを50cmほど確保でき、脱走も防ぐことができます。
下の部分に、ピートと保湿のためにミズゴケを混ぜたものを湿らせながらしっかりとつめました。
さて、完成したヤシガニハウスに引越しさせたヤシガニの飼育は順調でした。
温度は25℃前後、湿度は70%前後、これもオカヤドカリの飼育適温を参考にしました。
加温はエアコンとパネルヒーターを使用。
餌には主に熱帯魚の餌(肉食魚用、草食魚用、クリルなど)を使っていました。
脱皮前になると、腹部がぱんぱんに膨れ、餌も食べなくなります。
そうなると潜ってしまって出てこなくなります。それから2ヶ月ほどして、我慢できず掘ってみたところ・・・

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推測は当たっていました、ヤシガニは脱皮のための空間を作りその中で脱皮していました。
掘った時には脱皮も済んでおり、体も固まっていました。
その後、その個体は1年半ほど飼育していましたが、2回目の脱皮は成功せず、死んでしまいました。

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脱皮後、色が赤っぽく変色した。恐らく土の影響だと思われる。

それから数個体飼育しましたが、うまくいかずいい結果を得られませんでした。
社会人になってからも1匹飼育しましたが、長生きしなかったです。
最後に飼育してから2年ほどたちますが、今年飼育する機会に恵まれそうなので、準備を進めています。
カメレオンと同時進行なので、ちょっとばたばたしますが、環境つくりが大事な生き物というところは共通してます。
しっかりと、生息環境を理解し長生きさせられるようにしたいです。
いまでは脱皮のことや、餌のことなどかなりいろんなことが明らかになってきているので、それを参考にしつつ飼育を確立させたく思います。

ヤシガニの飼育に関して
恐らくこれが良いだろうと思われていること
・高温多湿を好む(20~30℃、湿度70~80%)水びたしだと不衛生になりやすいので注意。数時間程度であれば10℃ほどでも耐える。35℃を超えるような高温には弱い。
・サンゴ砂をしいてシェルターを用意してやれば、観察できるような状態で脱皮するので砂の深さや大きなシェルターは必要ない(もちろん脱皮が近くなれば安静に)
・食性は雑食、なんでも食べるのでいろんなものをバランスよく与える。海水からミネラルを摂取するのでたまに与えると良い。
・立体活動が得意なので、脱走されにくい背の高い水槽やコンテナボックス、衣装ケースなどが飼育に向いている(蓋もしっかり閉めることができればベスト)

「ヤシガニ会」
最初の脱皮に成功したころ、ヤシガニ会という集まりを知り、参加することにした私は衝撃を受けました。
会長をはじめ10名ほどの愛好家達がヤシガニを飼育していたのですが、
なんと、植木鉢を倒しただけのシェルターで脱皮するヤシガニの写真や、砂の上で脱皮するヤシガニの写真があるのです。
ヤシガニは適度な湿度があれば簡単なシェルターで脱皮するということを知ったのです!!
ヤシガニ飼育の奥深さを知り、会合に参加すること数回・・・ヤシガニ愛好家や甲殻類研究の専門家と意見交換をしながら、
いまは次期会長候補として、ヤシガニの保全活動に参加しています。
2月末の沖縄旅行(ツイッター参照)も実はこのヤシガニ会議に出席するためのものなんです。

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ヤシガニは食べても美味しいです♪

海と山が必要なヤシガニを守ることは、綺麗な海と豊かな山を守ることに繋がる、ヤシガニが以前のように増えれば島の特産物になり、
利益が出れば保全にもっと力がはいり、環境保護におのずと繋がると会長や幹部の方たちは信じています。
私は生き物のプロとして、ペットとしての流通や飼育技術の確立も役目だと思っております、飼育なくして養殖や管理もできないですから。
また職業柄、水族館のスタッフとのコネクションなんかも生かしていこうと模索中。。。
今年は夏に、南西諸島に生体調査へ行くので乞うご期待♪

追記
それから・・・
ヤシガニの飼育を8月より始め、この10月末、砂上脱皮しましたのでその様子をご紹介します。
現在の飼育環境
水槽…アクリル水槽60×45×45
保温…側面パネルヒーター
温度…28℃湿度70〜80%
底砂…サンゴ砂

日々の世話…一日置きに霧吹き、数日に一度の水入れの水交換
餌…2日に一度、乾燥クリル、バナナ、アジの切り身、海ぶどう

脱皮について脱皮1ヶ月前
餌を積極的に食べ、動きも活発。
腹部は日によって膨らみが変化する
脱皮2週間前
餌を食べなくなり、動きが怠慢になる。腹部は膨らんだまま変化せず。
脱皮数日前
触ってもわずかにしか動かなくなる。知らずにいると死にかけのようにも思える(実際に私は状態が悪いのかと疑った)
関節にも力も入っていない。だらっと寝そべるように見えることも、この状態になれば数日のうちに脱皮するであろう。
脱皮初日
色は白っぽい青にピンクの部分も見える。まだ体が固まっていないのでわずかにしか動かない。時より姿勢を変える。
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脱皮後~3日
日に日に殻の色が濃くなっていき姿勢もしっかりしてくるが、まだうずくまったまま動かない。
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2日目
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3日目

See you again♪

みんなの相棒、REPBUDDYでした。

2019年7月店舗にて小型個体の脱皮に成功しました!下記動画をぜひご覧ください。

実際の飼育の様子を動画にされているのでそちらも併せてどうぞ♪