さぁ!森へクワガタ/カブトムシの採集にでかけよう!!初心者向けまとめ


はじめましてRepbuddyインターンのカメ吉です。突然ですが、みなさんは森へ昆虫採集に出かけたことはありますか?最近はテレビなどでも芸能人が楽しくクワガタやカブトムシを捕ったりって昆虫採集の映像を見かけるようになりましたね。うちの代表のツルさんも夜中に突然飛び起きて森へ駆け込んでいく姿もお馴染みですよね。森へ採集にいってみたいって思いますよね!!そんな昆虫採集初心者さんにお届けする、クワガタ/カブトムシ採取方法をご紹介します。

夏休みを控えたお子さんのいる、お父さん/お母さんにもぜひ読んでいただきたい内容となっています。夜間や早朝の採取となりますので、安全対策だけはしっかりとして事故のないように昆虫採集を楽しみましょう!

まず、基本知識として、木と昆虫図鑑、昆虫採集の本を読んで基本事項を押さえておきましょう。

おすすめは、

※昆虫図鑑

※昆虫採取の本

です。いまの時期なら本屋さん、ペットショップなどで手に入るでしょう。

 

⒈出発前の準備

▪️服装について

  • 帽子・・・飛んでくる虫やクモの巣、枝などから頭を守るためにもかぶりましょう
  • 白い長袖・・・白は林や暗闇の中で目立つようにするため、お父さんがお子さんを見つけやすく、またお子さんがお父さんを見つけやすくなります。黒い服装だと場所によっては熊に間違えられて撃たれることも(知人の実話)。長袖は身を守るため、また山頂付近は冷えますので思うほど暑くないこともあります。
  • 長ズボン・・・草むらに入っていったり、背の低い木々の枝をかきわけたりしますので、動きやすく丈夫なズボンを履きましょう。
  • ブーツ、または長靴・・・動きやすさで言えば運動靴でもかまいませんが、ぬかるみがあったり草で怪我をすると危ないので長靴のが良いかもしれません。あとはマムシ対策にもなります。
  • 軍手・・・山を登る際にあると手元が怪我せずにすむので便利です。

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▪️採取道具について

  • 網・・・一般的なものでもかまいませんが、ホームセンターなどでカブトムシ用の網の部分が小さく、柄が伸縮するものがあるので、そちらがオススメです(参考価格2~3000円)
  • 懐中電灯・・・これも一般的なものでかまいません。白い光のものが見やすくてオススメ。LEDは軽くて明るくて長く使えるのでオススメです。
  • 入れ物・・・カブトムシなら普通の虫かごでもかまいませんが、クワガタは隙間から逃げてしまいますのでプラケースがオススメです

▪️持っていくと便利なアイテムについて

  • 酔い止め・・・慣れない山道でポイントについたころにはお子さんもお父さんも気持ちが悪くなって虫採りどころじゃなくなるかも・・・
  • 虫除けスプレー、虫刺され薬・・・蚊や蜂など人を刺す生き物も多いです。持っておくと良い

⒉クワガタやカブトムシの獲れる木

▪️樹液が出る木・・・コナラ、クヌギが有名です。ボウトクガの幼虫やカミキリムシが傷つけた樹皮から樹液が出ているのを探します。樹液は甘酸っぱい香りを放っているので匂いも要チェックです。

・ボウトクガの幼虫と樹液場

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・シロスジカミキリの樹皮削り

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・コナラの葉と樹皮

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・クヌギの葉と樹皮

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▪️クワガタの木

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  • コナラ、クヌギ、ニレ、ヤナギなど。細い木や枝にもつきます。樹液が出ていなくても自分で樹皮を傷つけて樹液を吸っていることも

 

▪️カブトムシの木

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  • 基本的にはクワガタと一緒ですが、あまり細い木は好まないです。また山頂付近では数が少なくなります。

▪️その他の虫

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  • ガ・・・いろんな種類のがいます。林や街灯にガが集まってるとカブトムシもいる可能性が高くなります。
  • カミキリムシ・・・シロスジカミキリ、ノコギリカミリ、ミヤマカミキリなどがいるということは、カブクワがいる可能性大です(生息環境が同じ)
  • ゴキブリ、キマワリ・・・遠めに見るとカブクワに見えて紛らわしいことこの上ないです。
  • カマドウマ、キリギリス・・・樹液に集まります。ちょっと怖い←
  • セミ
  • コガネムシ
  • カメムシ
  • ヤモリ
  • カエル

⒊採取場所の選び方探し方

▪️都会での採取場所

森林公園の林や、ダムやスカイラインの街灯がポイント。大阪府内の森林公園でも採集可能な場所あります。

▪️郊外での採取場所

いわゆる里山が狙い目。ものすごく山奥ではなく、農家があったり神社があったりと人の手が入っている場所が良い。

⒋採取方法

▪️樹液採集・・・採集の王道。上記の木がある林で、樹液の出ている木を見つけておき、夜に見に行きましょう。下見は昼間に行くのが良い。昼間でも採集できます。

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▪️街灯採集・・・明かりに向かって飛んでくるのを利用した採集。橋やダム、駐車場など見晴らしが良い場所の街灯が狙い目。オレンジ色やLEDの光には集まってこない(虫が来ない光の波長)。白い水銀灯がオススメ、ガが集まっているのを目安にすると良い。20時から0時くらいが一番よく飛ぶようです。

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▪️トラップ・・・樹液が少ない南西諸島ではメジャーな採集方法。一般的な雑木林ではあまり成果は期待できないでしょう。

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▪️穴をほじくる・・・カブトムシやクワガタが潜っているのを探す・・・らしい?成果を聞いたことはないです←  強いていうなら、冬~春先、初夏におがくずややわらかい土を掘るとカブトムシの幼虫や蛹、新しい成虫に出会えるかも

▪️木を蹴る・・・これは効果的な方法です。木の下にシートや傘を逆さまにして広げておくと落ちたときにわかりやすくて便利です。

▪️ライトアップ・・・発電機と水銀灯でライトトラップを行う、簡単そうに見えるが飛んでくる場所は様々な条件が必要。駐車場のような広くて山の斜面に面している場所が狙い目です。車のハイビームに飛んでくることもあります。

⒌危険な虫や動物について

  • マムシ・・・日本でもっとも身近な毒蛇です。雑木林にも多いので注意。かまれたらすぐに救急車を呼びましょう。

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  • スズメバチ・・・世界的にも恐れられる蜂です。ぶぶぶと羽を鳴らし、カチカチと牙を鳴らしながら威嚇してくるのでそうなったら逃げましょう。

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  • ムカデ・・・樹液に集まる生き物を捕食しにきます。中には20cmを超えるほどのものも・・・不用意に触れると噛んでくるので注意です。

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  • 毛虫・・・ドクガやイラガの幼虫に注意
  • イノシシ・・・数名での採集で騒いでいると逃げていくことが多いですが、子育て中の♀は気が荒いので注意。
  • クマ・・・出会ったらすぐ逃げましょう。
  • シカ・・・すぐ逃げます。無害。
  • タヌキ・・・すぐ逃げます。無害ですが、街灯採集などでは虫を食べにきてると思われるのでやっかいです。

⒍その他マナーや注意事項

  • 民家が近いポイントでは騒がないようにしましょう。
  • ゴミはポイ捨てせず持ち帰りましょう。
  • 人気のポイントでは先に採集に来ている人もいるでしょう、場所や生体の取り合いになることは避けましょう。潔く他の場所を探す、その人が帰るのを待つ、別の日にする、思い切って話しかけて一緒に採集するなど紳士な対応が望ましいです。

皆様の夏のいい思い出になることを祈っています♪


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